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DMM.comが運営する定額会員サービス「DMMプレミアム」の有料会員数が10月に106万人に達したことが11月27日、明らかになった。2022年12月のサービス開始以来約2年での大台突破で、同日東京都内で行われた会見に登壇した同社の村中悠介COOは、2025年1月には125万人に達するとの見込みも示した。
DMMプレミアムは、動画配信サービス「DMM TV」とともに2022年12月にサービスを開始。累計登録者数は2023年8月に100万人を突破し、2024年1月には150万人、同10月には350万人を突破した。
DMM TVは、アニメを主軸に、バラエティー番組や2.5次元作品、舞台、ミュージカル、ドラマ、映画などさまざまなジャンルのコンテンツを提供するDMMの総合動画配信サービス。現在は約20万コンテンツがあり、配信新作アニメの見放題作品数で1位、国内作品見放題数で業界2位を記録している。
今後の戦略として、引き続き主軸の新作アニメカバー率100%を目指すほか、窪塚洋介さん、亀梨和也さんダブル主演「外道の詩」(12月6日配信)をはじめとした実写オリジナルコンテンツにも注力していく。
さらにショートドラマにも参入。2025年春からコンテンツ配信を予定し、国内外のヒット作品を年間50作品以上配信するほか、オリジナル作品も製作を進め、毎月4作品以上のリリースを目指す。ショートドラマは冒頭数話を無料配信し、続きを有料で提供するビジネスモデルで知られるが、村中COOは「全話見ると3000~5000円する作品も550円で見られる」と定額サービスならではの利点を強調した。
主軸と位置づけるアニメについては、先行配信よりも新作を中心に網羅性を重視していくとしており、村中COOは「以前は先行配信をすごくやっていたが、DMM TVではユーザーが求めていないと思う」と分析。「先行配信はコストがかさむこともあり、なるべく網羅性を優先している」と話した。